ジュエリーの地金に使われる主な貴金属のプラチナの性質について紹介しています。
プラチナが人類に見いだされたのは、わずかここ200年、300年前になります。
正確には、1751年イギリス人科学者ウイリアム・ブラウンリッジとチャールズ・ウッドの2名により、プラチナの性質がその他の貴金属と違うことが報告された時になります。
古代にも、たしかにプラチナの製品は存在していました。
紀元前700年ごろの古代エジプトの遺跡から出土した、「テーベの小箱」が最古のプラチナ製品といわれています。
また、1000年前のインカ文明でもプラチナが装飾品として使われていたことがわかっています。
もともと、プラチナは砂白金として発見はされていました。
ですが、砂白金には金も混じっていて、金とプラチナを分離することは大変なことだったんです。
歴史的には、1735年スペイン人が南米のコロンビアのピント川付近で銀に似た金属が発見されました。
銀はスペイン語では、plata(プラタ)といわれています。
このplataに縮小詞をつけて、platina(プラチナ)と呼ばれたことが、プラチナの語源になりました。
ちなみに英語でプラチナは、platinum(プラティナム)になります。