ジュエリーの地金に使われる主な貴金属の金の不変性について紹介しています。
貴金属は、2種類以上の化合物ではなく、単体の純物質として発見されることが多いものでした。
それゆえ貴金属は、古来はやくから人類にその存在を知られていました。
金も同じで、砂金やナゲットの形で昔から発見されています。
歴史的には、紀元前4000年前のオリエントの青銅文明のころに、はじめて黄金が存在していたといわれています。
金の元素記号は「Au」です。
これはラテン語の「aurum」からきています。
さらに「aurum」の言葉は、ヘブライ語の光を意味する「Oro(オロ)」からきています。
英語で金を意味する言葉は「Gold」は、サンスクリット語の「輝く」という意味の言葉からきています。
漢字の「金」も、「土」と光っているものを意味する言葉の組み合わせからできています。
世界の金を意味する言葉の語源を調べてみると、とても似ていると感じることが多いです。
漢字で金属を表す文字では、銀、銅、鉄など「金へん」がついています。
しかし金だけは唯一「金」のみで文字がなりたっています。
このように、金は別格の金属としての扱いを受けているのも、その美しさや希少性ゆえになります。