金の発見や歴史について紹介しています。
人類の純金に対する憧れはとても強いものがあります。
しかし、ジュエリーには金合金が数多く使われています。
古代のジュエリーに使われている金は、ほとんど22K以上のものです。
ですが、このK22以上のジュエリーでは硬度に問題があります。
少し力を加えただけで、金属の柔らかさがわかるくらいの硬度なのです。
18Kなどの合金がジュエリーに使われている理由の一つには、キズの付きにくさがあげられます。
もし指輪などに純金を利用したとすると、下部の手のひら側はいろんなものを掴んだりするため、キズが付きやすくなります。
もう一つ不便なことが、加工したり宝石を留めたりする時に起こります。
宝石を留めるための爪の部分が柔らかすぎて、ちょっとしたことで曲がり宝石などが外れてしまうことが起こりやすくなります。
ジュエリーの歴史的には、徐々に宝石を留めることが多くなり、そのため爪の部分の金属の硬度が必要になり合金をつかうことが大切になってきたのです。